柴山港柴山地区外防波堤(西)整備計画検討業務

柴山港柴山地区外防波堤(西)整備計画検討業務

  • 柴山港は兵庫県の北部、日本海側の中央に位置し、海岸線の入り組んだ天然の良港です。現在、但馬沿岸唯一の避難港として、海上が荒れた場合に航行船舶が安全に避難できる水域を確保するために、外防波堤(西)の整備が進められています。外防波堤(西)には、大水深かつ冬季風浪による厳しい波浪に耐えるとともに環境にも配慮した二重円筒ケーソン式防波堤が採用されています。二重円筒ケーソンは、1函の直径が約30mで、2017年度末現在で8函据え付けられています。
    本業務では、最新の波浪観測結果等を踏まえて、ブシネスク方程式法を用いた高精度な数値シミュレーションにより港内の波浪を計算し、今後どのように防波堤を延伸すれば波浪に対して港内を静穏に保てるかを検討しました。その他、港口部の三角波の発生メカニズムの検討と対策、港内に係留中の小型船舶への影響と対策について検討を行いました。

  • 柴山港柴山地区外防波堤(西)整備計画検討業務
    左:港内波高分布の計算結果の一例
    右:外防波堤(西)の二重円筒ケーソン
事業区分 建設コンサルタント事業
分野 交通・物流基盤
実施事項 防波堤整備計画
発注者 国土交通省近畿地方整備局舞鶴港湾事務所
実施年度 2018
位置 兵庫県
キーワード 避難港、二重円筒ケーソン、ブシネスク方程式法、港内静穏度、三角波
表彰 所長表彰(会社・個人)
construction

関連サービス