自らの技術を
防災に活かす
国土保全事業部 流域減災部 Y.H(入社9年目) 理工学研究科 創造理工学専攻修了
入社のきっかけ
私は、学生時代に水路実験と数値解析により土石流等の土砂移動メカニズムを明らかにするための研究をしていました。また、実際の河川において土砂がどのように移動しているのかについて興味がありました。いであが流域総合土砂管理業務を多く行っていることと、「いであには土石流解析の技術が必要」という研究室の先輩の言葉がきっかけで、私が学んできた技術が活かせるのではと考え、いであへの入社を希望しました。
私の仕事
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現在、洪水災害から住民の暮らしを守るための防災関連の業務に取り組んでいます。仕事内容は、治水計画、洪水予測関連業務、河川の機能や環境を維持・管理するための総合土砂管理に関する業務、土砂災害に対して効率・効果的な砂防事業を円滑に行うための土砂流出のメカニズムの解明や、土石流のはん濫予測解析、砂防施設の計画・設計に関する業務等、多岐にわたります。
特に印象に残った業務は、東日本大震災に関連する業務で、河川の樋門・樋管の管理者が津波によって亡くなられたことを受け、管理者の退避基準や避難ルート等を検討したものです。この業務により私の仕事が人命に関わることを強く感じ、仕事に対する責任ややりがいをより持てるようになりました。
職場環境
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職場には先輩や後輩達と気軽に雑談できる雰囲気があります。新しい技術や気づきはちょっとした話の中から生まれることが多く、私たちはこのような時間を大切にしています。TV会議システムを活用した社内打合せでは、他支社・支店の技術者とともにさまざまな視点から業務内容を検証することができます。そのほかにも野球部等の社外活動があり、業務で関わらなくとも他部署の方々と触れ合える機会があります。
やりがい・将来の夢
自分の技術を川づくりの計画に活かすことで人々の生命や財産を守り、これを維持することで社会の役に立つことにやりがいを感じています。災害によって人命が失われることのないように、流域の特性、降雨流出、川の流れや流砂特性を理解したうえで災害を未然に防ぐための技術を開発し、川づくりの計画や洪水予測システム等に反映し、これを全国に広めていきたいと思います。
メッセージ
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いであでは各々が得意分野をもっており、これを活かすことができる職場環境があります。自分が得意とすることは勉強して伸ばし、得意でないことは議論してお互いに補い合いながら、より良いものをつくりあげていくことができます。
最近は異分野の技術を組み合せることが多く、私たちは皆さんの新しい知識・技術を必要としています。当社に興味をもたれた方は、是非、その知識・技術をいであで活かしてみませんか。