平成23年度 矢本石巻道路 鹿又高架橋詳細設計業務

  • 一般国道45号矢本石巻道路改築事業の一環として、宮城県石巻市鹿又地内において、Ⅱ期線側工事のための橋梁詳細設計(橋長497.8m)を行いました。


    • コスト縮減や工期短縮に配慮した設計
      連続ボックスカルバートの基礎は、軟弱地盤対策として人工地盤を採用して沈下を許容することで大きなコスト縮減を図りました。プレボ-リング工法により低騒音・低振動な杭の打設を行いました。交通量の多い県道交差部では、桁下支保工や足場が不要なプレキャスト桁を採用して工期短縮を図り、施工時の現道への影響を縮小しました。

    • 景観検討
      CGを駆使し、景観性に配慮しつつシンプルな構造、施工性の向上を図りました。

    • 耐震性照査
      連続ボックスカルバートの設計にあたっては、土中部の構造物ではなく、かつ、橋軸直角方向にもラーメン構造とした連続立体ラーメン構造を採用しました。これにより橋梁と同等の耐震性能を確保するため、大規模(レベル2)地震時における耐震性の照査を行いました。耐震性の照査においては、三次元非線形動的解析による照査精度の向上とともに、FEM解析を用いた高度な解析により安全性を検証しました。

  • 平成23年度 矢本石巻道路 鹿又高架橋詳細設計業務
    鹿又高架橋詳細設計
事業区分 建設コンサルタント事業
分野 交通・物流基盤
実施事項 高架橋の設計
発注者 国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所
実施年度 2011
位置 宮城県
キーワード ボックスカルバート、連続ラーメン橋、プレボーリング工法、摩擦杭、景観設計
表彰
construction

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