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技術資料

石綿(アスベスト)対策

石綿による健康被害の拡大防止と不安を解消するため、
当社は法規に基づいた高精度の測定を行い、石綿対策のお手伝いをします。
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建材製品中のアスベストの測定では、クリソタイル、アモサイト、クロシドライトの3種類が主に測定されてきましたが、吹き付け材からトレモライト等が検出されたことから、2008年2月6日、厚生労働省からトレモライト、アクチノライト、アンソフィライトの3種類についても確認するよう通達(基安化発第0206003号)が出されました。

大気中の石綿濃度の測定

一般環境大気

  • 一般環境大気中の石綿濃度を測定・モニタリング

建築物の解体・改修時

  • 作業環境における空気中の石綿濃度を測定
  • 敷地境界における大気中の石綿濃度を測定

建築物の管理

  • 建築物の室内空気中の石綿濃度を測定

それぞれの測定は目的に応じて、
・JIS K 3850-1(空気中の繊維状粒子測定方法)
・アスベストモニタリングマニュアル(第3版)(平成19年5月 環境省)
・石綿に係る特定粉じん濃度の測定法(平成元年環境庁告示第93号)
・作業環境測定基準(昭和51年労働省告示第46号)
により実施します。

石綿濃度の測定

建材中の石綿含有量の測定

建築物の解体・改修時

建築物の管理

JIS A 1481(建材製品中のアスベスト含有率測定方法)により測定します。

  • 加入団体:社団法人日本作業環境測定協会、社団法人日本環境測定分析協会
  • 資格(石綿関連):作業環境測定機関(作業環境測定士)、計量証明事業者登録、ISO9001 等

石綿について

石綿(アスベスト)は、耐熱性・耐摩耗性等に優れ、1970~1990年にかけて多く輸入され、この時期の建築物には石綿製品が多く使用されましたが、石綿の使用禁止など制限が順次強化され、現在例外的に一部の工業用途の石綿製品のみが輸入・製造等されています。

しかし石綿は、肺がんで15~40年、じん肺(石綿肺)で15~20年もの長い潜伏期間を経て健康に影響を及ぼすことや、建材等で使用された場合、数十年も経って解体の時期を迎えるなど、使用禁止後もその影響は長期にわたることになります。

石綿輸入量の経年変化

大気中の石綿濃度の測定

1)一般環境大気や、室内の空気を吸引して石綿粉じんを採取し、2)位相差顕微鏡により観察し、石綿繊維の本数を測定します。

(参考)吹付け石綿等の使用場所例および施工中止時期
使用場所
  1. 3階建て以上の鉄骨構造の建築物のはり、柱等
  2. 床面積の合計が200平方メートル以上の鉄骨構造の建築物のはり、柱等
  3. ビルの機械室、ボイラー室等の天井、壁
  4. ビル以外の建造物(体育館、講堂、温泉の建物、工場、学校等)の天井、壁
施工中止時期
  1. 吹付け石綿…昭和49年以前に施工中止
  2. 石綿含有吹付けロックウール…昭和55年以前に施工中止
  3. その他の石綿含有吹付け材…昭和63年以前に施工中止
(出典)「建築物からの石綿粉じん対策」パンフレット 厚生労働省・都道府県労働局・労働基準監督署、2005年

建材中の石綿含有量の測定

1)目視、設計図等により石綿を含有するおそれがある建材か診断し、2)X線回折分析法および位相差・分散顕微鏡による定性分析により石綿の有無を確認し、3)X線回折分析法による定量分析で、石綿含有量を測定します。

(参考)建築物における施工部位の例
施工部位 石綿含有建築材料の種類
天井/壁 内装材 スレートボード、けい酸カルシウム板第一種、パルプセメント板
天井/床 吸音断熱材 石綿含有ロックウール吸音天井板、石綿含有吹付け材
天井結露防止剤 屋根折版用断熱材、石綿含有吹付け材
床材 ビニル床タイル、フロア材
外壁/軒天 外装材 窯業系サイディング、スラグせっこう板、押出成形セメント板、スレートボード、スレート波板、けい酸カルシウム板第一種
耐火被覆材 吹付け石綿、石綿含有吹付けロックウール、石綿含有耐火被覆板、けい酸カルシウム板第二種
屋根材 スレート波板、住宅屋根用化粧スレート
煙突材 石綿セメント円筒、石綿含有煙突断熱材
(出典)「建築物の解体等の作業における石綿対策」パンフレット 厚生労働省・都道府県労働局・労働基準監督署、2005年
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