ホーム > 技術 > 技術資料 >Radioisotopeを用いた堆積物の年代測定

技術資料

Radioisotopeを用いた堆積物の年代測定

堆積物に含まれる有害化学物質の濃度を測定するとともに堆積物の年代を推定することで、
有害化学物質の負荷量や環境の歴史的経過を明らかにすることができます。
PDF版 (410KB)

これまでの調査では、堆積物中に含まれる対象物質(有害化学物質など)は、濃度や絶対量でしか評価することができませんでした。新たなスケールとして、堆積物に時間軸を与えることにより、堆積物とともに堆積している対象物質の負荷量(1年間当たりの堆積量)を算出することができます。

このことにより、産業の発達、法・条例の整備などの社会背景の変化とも比較することができるため、対象物質と人間活動との密接な関係を明らかにすることができます。

堆積物の年代測定手法について

当社は、Radioisotopeを用いた原理の異なる2つの測定手法(「鉛-210法」と「セシウム-137法」)を併用し、 より高精度な堆積物の年代測定を行うことが可能です。

堆積物の年代測定手法

堆積物の年代測定からわかる有害化学物質の汚染史

測定の流れ

試料を採取【(1)】し、層状に切り分け【(2)】、各層の年代を測定【(3)-1】するとともに、有害化学物質の定量【(3)-2】を行うことにより、特定の有害化学物質排出の歴史がわかります。

測定の流れ

堆積物中に含まれるダイオキシン類の経年変化

年代別にみた堆積物中のダイオキシン類濃度の変化は下図に示すとおりです。

年代別にみた堆積物中のダイオキシン類濃度の変化

<堆積物の年代測定を用いた活用事例>
  1. 各層の有害化学物質濃度に堆積年代をあてはめることにより、その物質の汚染史を明らかにすることができます。
  2. 湖沼等において、埋土種子のシードバンクとなっている堆積層の年代を明らかにすることができるため、ある特定された年代における植生の復元や再生に役立ちます。

主な受注機関

  • 環境省
  • 国土技術政策総合研究所
  • 海上保安庁
  • (独)国立環境研究所
  • (独)港湾空港技術研究所
  • (独)土木研究所
  • (独)東北区水産研究所
  • (独)瀬戸内海区水産研究所
  • (独)水産工学研究所
  • (独)農業工学研究所
  • 静岡県水産技術研究所
  • 千葉県
  • 北海道大学
  • 新潟大学
  • その他研究機関など
ページトップへ