思川開発自然環境調査業務

  • 栃木県鹿沼市で建設が予定されている南摩ダムに関する環境調査を行いました。
    南摩ダムではこれまで自然環境を保全するためのさまざまな対策が行われており、環境調査はこれらの対策に関わるものが多くあります。調査項目は植物、オオタカ等の猛禽類を含む鳥類、希少なトンボであるムカシヤンマを含む昆虫類、両生類等です。
    例えばオオタカについては、生息環境を改善するためにスギ植林を間伐し、より多様性が高い混交林の成立を目指しています。生息状況とともに間伐区での植生の変化を調査しました。湿地環境を創出した環境保全地では、水辺環境に生息・生育する動植物を中心に調査し、いずれも確かな効果が確認されました。
    過去に設置されたオオタカの人工巣の利用状況、過去に移植された希少な植物の生育状況、ムカシヤンマの生息状況と生息環境の詳細な調査等を行いました。
    これらの調査結果は学識者・専門家から構成される委員会で報告され、本業務では当該委員会への出席や現地視察会の立会等を行いました。

  • 思川開発自然環境調査業務
    南摩ダム建設予定地
事業区分 環境コンサルタント事業
分野 自然環境の保全・再生・創造
実施事項 動植物調査
発注者 独立行政法人水資源機構本社思川開発建設所
実施年度 2016
位置 栃木県
キーワード 希少猛禽類、人工巣、希少動植物調査、移植、保全対策効果、モニタリング調査、ムカシヤンマ
表彰
environmental

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