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2016年 ニュースリリース

 サービス・技術 (建通新聞(東京版) 1面)

国交省 災害9技術「活用を推薦」 インフラ用ロボット現場検証

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国土交通省は、現場検証を行った次世代社会インフラ用ロボットのうち災害分野(調査・応急復旧)の技術9件について、「活用を推薦する」とする評価結果をまとめた。応急復旧用のロボット技術3件は、開発者などと災害協定を結んで災害時に活用する他、地方整備局が実機として配備することも検討する。維持管理分野では、水中点検用の技術6件を「試行的導入に向けた検証を推奨する」と評価し、2016年度に試行導入することを決めた。

2年目となる15年度の現場実証に選んだのは70件の技術(実用検証59件、要素検証11件)。現場実証は橋梁21件、トンネル13件、水中13件、災害調査15件、災害応急復旧8件を対象に昨年10~12月に行った。

災害分野では「活用を推薦する」「課題が解決されれば活用を推薦する」「活用に向け今後の技術開発を期待する」の3段階で各技術を評価。前年度よりも技術の向上が確認され、実際の災害時での活用を推薦できる技術として調査用6件、応急復旧用3件を最も高い「活用を推薦する」と評価した。

維持管理分野での橋梁・トンネル・水中の点検用ロボットは評価が分かれた。水中は、6件を最も評価が高い「試行的導入を推薦する」とし、16年度に試行を開始する。一方、橋梁とトンネルは最も高い評価を受けた9件も「試行的導入に向けた検証を推奨する」にとどめ、引き続き現場検証を行うことを求めた。

16年度に試行する水中点検用ロボットについては、試行の結果をベースにロボット使用のためのマニュアルを整備し、17年度以降に直轄事業の現場で本格導入する。

各分野で最も高い評価を受けたロボット技術は次の通り(カッコ内は応募者)。

■災害調査
▽高密度・高精度UAVレーザ計測システム(中日本航空)▽災害調査用地上/空中複合型ロボットシステム(日立製作所)▽SPIDERを用いた高精度地形解析による災害調査技術(ルーチェサーチ)▽小形無人飛行装置による地形データ取得技術(アスコ)▽火山災害予測用リアルタイムデータベースを実現するセンシング技術(東北大学)▽坑内中継・モニタリングシステム(西尾レントオール)

■災害応急復旧分野
▽自律制御型振動ローラによる盛土等転圧作業(大成建設)▽ハイブリッド・山辰サイフォン(山辰組)▽低容量デジタル高精細映像伝送システム(熊谷組)

■橋梁
▽構造物点検用ロボットシステム「SPIDER&Giraffe」(ルーチェサーチ)▽「橋梁点検カメラシステム視る・診る」による近接目視、打音調査等援助・補完技術(ジビル調査設計)▽橋梁点検ロボットシステム『橋竜』による点検(帝国設計事務所)▽橋梁等構造物の点検ロボットカメラ(三井住友建設)▽赤外線調査トータルサポートシステムJシステム(西日本高速道路エンジニアリング四国)

■トンネル
▽走行型高精細画像計測システム・トンネルレーサー(中外テクノス)▽トンネル覆工レーザー・赤外線画像計測システム(日本工営)▽走行型高速3Dトンネル点検システムMIMM-R(パシフィックコンサルタンツ)▽高精度トンネル覆工計測装置(西日本高速道路エンジニアリング四国)▽トンネル覆工コンクリート調査システム(三井造船)

■水中
▽画像鮮明化技術を用いたダム維持管理ロボットシステム(パナソニック)▽遠隔操作無人探査機による水中構造物診断システム(五洋建設)▽アクアジャスターによる姿勢制御した水中構造物の健全性評価(大林組)▽3Dレーザースキャナーと水中3Dスキャナーによる維持管理点検技術(いであ)▽自動航行ロボットを用いた河床の洗掘把握と河川護岸の概査システム(朝日航洋)▽河川点検ロボットシステム(アーク・ジオ・サポート)

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