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2015年 ニュースリリース

 サービス・技術 (建設通信新聞 2面)

藻場・干潟保全で技術一覧 沿岸漁業新生へ提言 JAPIC

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北陸地方整備局は、学識経験者や港湾管理者、行政関係機関で構成する「北陸地域港湾の事業継続計画(BCP)検討会」を設置し、9日に新潟市中央区の朱鷺メッセで初会合を開いた=写真。北陸地域の重要港湾8港は個々にBCPを作成中またはその途上だが、東日本大震災のような大きな災害が発生したら対応できないという考えに立ち、大震災が発生した際に相互に連携して被害や物流への影響を最小化するための広域事業継続計画の策定を目的に設置した。

提言では、磯焼けなどによる沿岸域の生態系の劣化と、漁業者の高齢化などによる水産業の衰退に強い懸念を示した。その上で、森と川、海が1つの生態系で結ばれていることを認識し、産業界のノウハウを活用して農林漁業の再生を目指すことや、世界に売り込める水産業の創出、地域の伝統と融合した新しい水産ビジネスの創出などを求めた。森や川から海に流れる栄養分を妨げないような技術的工夫を護岸に適用するなど、森から海までのつながりを重視した環境調和型の公共事業を実施することも求めた。

その上で、沿岸生態系の基盤となる藻場、干潟、サンゴ礁などの保全・再生技術の現場での展開を促すため、「沿岸漁業の復活・新生に向けた藻場造成の新たな技術分類と事例集」として、21技術を提示した。保全・再生に向けた調査・計画や設計・施工、管理・活用の各段階におけるJAPIC会員が保有する技術を列挙。行政や漁業者が対象海域に適した技術を選択できるようにした。現段階では、藻場再生の技術しか提示できなかったものの、今後は同じ技術分類表で干潟修復・保全技術を蓄積する考え。

事例集に掲載した技術と開発者は次のとおり。

〈調査・計画〉
 ▽超音波を用いた藻場調査技術=応用地質▽アマモの育成地適性評価(HSI)技術=大成建設▽アマモの適性移植場選定技術=鹿島▽海浜変形予測手法によるアマモ場生育適地評価技術=五洋建設。

〈設計・施工〉
 ▽ソイルセパレータ・マルチ工法=東亜建設工業▽干潟・浅場・海浜造成技術=五洋建設▽多様な海況に対応できるアマモ移植技術=鹿島▽カルシア改質技術=カルシア改質土研究会▽藻場増殖プレート=住友大阪セメント▽多機能型藻場増殖礁K-hatリーフβ型=同▽鉄鋼スラグ水和固化体=鉄鋼スラグ水和固化体研究会▽アミノ酸混和コンクリート=日建工学・味の素▽クロメ中間育成技術=住友大阪セメント▽アマモ種苗生産技術=鹿島▽熱帯性海草の種苗生産と藻場再生技術=いであ▽水産増殖につながる養殖技術=壱岐東部漁業協同組合▽播種・株移植が不要なアマモ移植技術=大成建設▽亜熱帯性海草の移植技術=同▽アマモ場移植技術=東亜建設工業▽大面積に対応できる海草機械移植技術=五洋建設▽ビバリーRユニット=新日鐵住金。

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