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2014年 ニュースリリース

 サービス・技術 (日刊建設工業新聞 7面)

中部整備局/伊勢湾漁業影響調査委が会合/シミュレーター予測精度は実用レベル

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中部地方整備局は13日、第2回伊勢湾漁業影響調査委員会(委員長・鈴木輝明名城大学大学院特任教授)を名古屋市内で開いた=写真。中部国際空港沖を候補地とする新土砂処分場の建設が漁業に与える影響について、現地調査の中間報告と水質・流況などを再現する「伊勢湾シミュレーター」の予測精度などを審議。現地調査では、評価に重要な漁業生物として抽出した38種のデータを収集していくことを確認した。伊勢湾シミュレーターも実用のめどが立ち、今後はさらに予測精度を高めていくとした。

委員会は、新土砂処分場が生態系や漁業に与える影響を調査するに当たって専門家の立場から指導・助言を得るため今年3月に設置。第2回委員会では、4月から8月までに実施した現地調査結果を報告した。標本船で採取した130種の中から、生息地や漁獲量など候補地との関連性が強い38種の魚類や貝類、エビ・カニ類、海藻類などを抽出。今後はこれらを中心に生態や漁獲量などの調査データを集積する。

また、伊勢湾での調査結果を活用し伊勢湾シミュレーターの予測精度を検証した。流況や水質、沈降・堆積量などの項目について、観測結果と計算結果を比較。その結果、おおむね一致していることを確認し、実用レベルにあるとしたが、一部の項目では整合していない部分もあるためさらに精度を高め、生物の生息に大きな影響を与える貧酸素水塊の挙動の再現性などの検証を進める。

調査期間は15年3月までを予定しているが、必要に応じて追加調査の内容を検討する。鈴木委員長は、個人的見解として「来年度も調査を継続する必要があるのではないか」と述べ、中部整備局は「調査結果や委員会、地元の意見を踏まえて決めたい」とした。調査業務は、いであ・全国水産技術者協会JVが担当している。

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