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2013年 ニュースリリース

 サービス・技術 (日刊工業新聞 1面)

いであ、中小と共同出資 除染事業で新会社 車載型装置を開発

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いであ、醍醐建設(東京都大田区)など中堅・中小企業5社が共同で、車載型の放射性物質除染装置「ランドセーバー」を開発した。対象地域から汚染土壌を回収して移すことなく、その場で除染できる。東日本大震災の被災地の仮置き場に保管している土壌の減容化や再利用にもつながる。8月に除染事業の共同出資会社「ジーフォーム」を設立。福島県の除染対象地域で実証し、年内に製品化する計画。

いであ、環境美研(千葉県袖ケ浦市)がそれぞれ保有していた除染技術を基に、東新製作所(東京都大田区)と東洋マシナリー(同)が装置の開発を担当した。醍醐建設がプロジェクトをまとめた。

積載量2トン級のトラックに自家発電機、プラント、撹拌槽と凝集沈殿槽の2種類のタンクを搭載。汚染土壌と水を混ぜて酸と処理剤を加えることにより、土壌内部の放射性セシウムが処理剤と反応して上澄みに溶け出す。上澄みを取り除いた土壌は脱水後、現場に戻す。セシウムを含んだ水には凝集剤を投入し、沈殿物だけを回収する。水は再利用して循環させる。価格は約3500万円に設定。自治体や施工業者に採用を提案する。

新会社は除染装置の販売、除染、土地活用などの事業を展開する。資本金は1500万円で、いであが1000万円、醍醐建設が500万円出資。環境美研が300万円、東新製作所と東洋マシナリーが各100万円を増資する予定。いであの伊藤光明常務執行役員営業本部長が社長に就く。本社は醍醐建設内に置く。

いであと環境美研の除染技術を使った試験では、低濃度の水田土壌で約50%、高濃度の宅地土壌で90%以上の放射性セシウムを除去できた。処理後の土壌に残存する微量のセシウムも溶け出なかったとしている。

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